テオヤンセン展
先週の日曜日にお台場・日本科学未来館で
開催されているテオヤンセン展に行ってきました。
テオヤンセンが作り出した「ビーチアニマル」。
風からエネルギーを取り込んで歩く姿を見ると、
まるで生きているもののように思えるから不思議です。
これを見てて思い出したのが学生時代の研究テーマ「人工生命」。
それはコンピュータ上のモデルやロボットを使って生命を
シミュレーションすることで生命や進化について研究する分野です。
研究の目的は生命や進化の仕組みを工学的に応用することですが、
中にはコンピュータ上に生命を作り出そうとする人たちもいて、
私が当時惹かれたのは後者の研究者たちでした。
でも面白いということだけでは研究を続けられないんですね。
そんな研究に予算はつきませんので、
その後、大きく発展することはありませんでした。
テオヤンセンも同じく生命体を作ろうとしているんですが、
これをアートと結びつけることで成功を収めています。
この科学とアートの融合というのは一つのトレンドかもしれません。
是非このまま面白いものを作り続けてほしいなと、
変に実用的なものを作ろうとしないでほしいなと、
心からそう思います。