テオヤンセン展

テオヤンセン展



先週の日曜日にお台場・日本科学未来館

開催されているテオヤンセン展に行ってきました。


http://www.theojansen.jp/



テオヤンセンが作り出した「ビーチアニマル」。

風からエネルギーを取り込んで歩く姿を見ると、

まるで生きているもののように思えるから不思議です。


これを見てて思い出したのが学生時代の研究テーマ「人工生命」。

それはコンピュータ上のモデルやロボットを使って生命を

シミュレーションすることで生命や進化について研究する分野です。


研究の目的は生命や進化の仕組みを工学的に応用することですが、

中にはコンピュータ上に生命を作り出そうとする人たちもいて、

私が当時惹かれたのは後者の研究者たちでした。


でも面白いということだけでは研究を続けられないんですね。

そんな研究に予算はつきませんので、

その後、大きく発展することはありませんでした。


テオヤンセンも同じく生命体を作ろうとしているんですが、

これをアートと結びつけることで成功を収めています。

この科学とアートの融合というのは一つのトレンドかもしれません。


是非このまま面白いものを作り続けてほしいなと、

変に実用的なものを作ろうとしないでほしいなと、

心からそう思います。