キューバ
昨年末、アメリカがキューバと国交正常化交渉を開始すると聞き、
これは早めに行っておかないといろいろ変わってしまうかも、
ということで、新年早々に旅行先と決めたキューバへ行ってきました。
日本からの直行便はなく、アメリカからの直行便ももちろん無いので、
その後、ハバナ行きのキューバ国営クバーナ航空が4.5時間遅れとかもあり、
丸2日かけて、ようやくキューバまでたどり着きました。
ちなみに、キューバを旅行するには旅行保険加入が義務付けられていて、
入国時に証明書の提示を求められると聞いてたんですけど、
なんか、提示しないまま、気づいたら入国できちゃいました。
到着が深夜だったからかな。
今回の旅で一番苦労したのは現金の調達。
基本的にキューバではクレジットカードは使えません。
でも事前に仕入れた情報でATMで問題なく現金引き出せると思ってましたが、
持参したクレジットカード、キャッシュカードでは引き出しできず、
手持ちの日本円、米ドル、メキシコペソをかき集めて全額キューバペソへ。
旅の後半は切り詰めながらの生活でなかなか大変でした。。
以下、観光の記録を写真とともに。
まずはキューバ革命関連。
革命広場のチェ・ゲバラとカミロ・シエンフェゴス。
革命博物館にはゲバラとカストロがキューバへ上陸したグランマ号も。
警備が本当に厳重で社会主義体制下であることを思い出させてくれます。
街中の普通の家にもゲバラの絵。
ヘミングウェイも通ってたという旧市街のバー2軒。
フロリディータのダイキリとボデギータのモヒート。
常に生演奏の音楽が流れている。
ヘミングウェイがハバナ滞在時は必ず泊まったというホテルアンボス・ムンドス。
カリブ海を望む。空も海も青い。
街中ではいわゆるエコカーは皆無。
ど派手なクラシックカーは観光客用。
おんぼろのクラシックカーは市民用。
車通りの多い道の排ガスはなかなかひどい。
なぜか急に、支倉常長像。
ハバナにも来てたみたいです。
ちなみに寄贈したのは仙台育英高校。
ハバナでの滞在はホテルではなく民宿(パルティクラル)。
規制緩和で自営業の認可が拡大された2010年以降、
このパルティクラル、いわゆる民泊の数が増えてるようです。
宿主のYahimaさんもご家族も明るくて親切。
設備も十分で快適に過ごせました。
あと、レストランにも自営業の認可が拡大されて以降、
個人宅を改装したパラダールと呼ばれるレストランが増えていて、
何軒かで食事をしましたが、味もよくコスパもよく、最高でした。
これは社会主義に対する資本主義の良い面、てことかなあ。
- イバン・フスト Ivan Justo
- アウストリアナ・カストロポル Sociedad Asturiana Castropol
キューバ、本当に楽しい旅でした。
これまで行ったどの国とも違ってました。
また行きたい、けどちょっと遠いから、かなり先だろうな。。。
最後に。
最終日、現地滞在の日本人スタッフと話す機会を得たのですが、
アメリカとの国交回復で皆、変化(生活改善)を期待したようですが、
米連邦議会(現在は共和党が第一党)が経済制裁解除を拒否したことで、
変化の動きは鈍化、まだ数年はかかりそうとのことでした。
どのように変わるのかわかりませんが、
今のこの古き良きハバナの街がひとまずは残るようです。