球春到来


今月から始まった春季キャンプも順調に消化し、

この週末からいよいよオープン戦です。


昨日の巨人とのオープン戦はCSで放送があり、

新戦力や若手が試合でどんな動きをするのかを見たかったので、

ちゃんと録画して試合開始から終了まで観戦しました。


まずは投手陣。


先発の今村は3回を2安打無失点。

昨シーズン登板時とは比べ物にならないほど落ち着いた表情。

投球もスローカーブでストライクを取りつつ、

ストレートで内角を突くなど、緩急を上手く使ってました。

球速さえ上がってくれば本当に先発ローテに入ってくるかもです。


次にドラフト2位の中村恭は1回を無安打無失点(1四球)。

コントロールにやや難があるタイプに見えましたが、

非常に躍動感溢れるフォームでストレートも140キロ台。

荒れ玉タイプの投球が今回はちょうどいい荒れ具合となり、

失投も中にはありながらも、あの巨人打線を詰まらせてました。

まだ完成されて無いだけに伸びしろが大きく、

経験をつんでいけば今後の成長が非常に楽しみな投手です。


さらにドラフト3位の岩見も1回を無安打無失点(1四球)。

投球時のテイクバックが極端に小さい変則的な投げ方、

でもフォーム自体は安定していて制球力で勝負するタイプ。

今回はややボールが高めに浮いていましたが、

変則的なフォームでバッターも打ちづらそうで2奪三振

安定感もありそうだし、今年の新人の中では、

開幕1軍の可能性が最も高いのではないかと思っています。


野手では、新外人のトレーシーは3打数1安打。

スイングはやわらかくて、変化球に対応できそうなタイプ。

凡打になった打席でもいい当たりをしてたし、

そこそこの打率は残せそうな雰囲気です。

一方、サードの守備ではまあ無難にこなしてはいましたが、

外国人にしては肩はそれほど強くなさそうでした。

機敏に動くタイプでもなく、守備範囲は期待できなそう。

ま、でも開幕はとりあえずサードでスタメンでしょうね。



あと、取り上げるべきは、赤松。

昨年のゴールデングラブ賞が大きかったらしく、

監督もセンターで使わざるを得ない状態で、

オープン戦初戦もセンターでスタメン。

逆にプレッシャーがかかると思われる中でも守備で美技を連発。

本当に赤松の守備は安心して見ていられるんですよ。

また、打つ方でもホームランを含む2安打3打点。

こっちは好不調の波があるのでそれほど期待はしてないですが、

定評のある長打力に走力も加われば、

彼をスタメンから外す理由は見つからないと思います。

是非とも今年1年間、センターのスタメンでお願いしたい。


こんな感じでいろいろと期待感が高まりますが、

シーズン開幕まではまだ1ヶ月以上もあります。

オープン戦の結果は正直なところどうでもよいので、

怪我にだけ気をつけて、調整していってほしいと思います。


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